映画のはなし

少し前の話だが、珍しくマクドナルドに行った。
一人でてりやきバーガーを食べていると、近くにいたコギャル(死語か?)が携帯を出して喋りだした。
それだけでも迷惑なのに、内容がまたお馬鹿。
「ナゲットが食べたくなって一人でマックに来たんだ」
相手は男だか女だかはわからない。
「そうそう、映画見に行かない? オーシャンズ21」
おいおい、そりゃ違うだろ。
「えー、21じゃないの?」
「12(じゅうに)?」
「12って、英語でどう言うんだっけ?」
これが、今はやりの『ゆとり教育の弊害』ってやつですか?
それより私は、「オーシャンズ13~20」のストーリーが知りたい。
そんなにメンバー増やしてどうすんだ?

もうひとつ、映画の話。
テレビの占いで、私の恋愛運が「好きな人と映画を見に行きましょう」だった。
それを見た私。
『北の零年』か?
同居人、『呪怨』か?
こんな奴とは映画見に行きたくねぇな。
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by ilprincipe | 2005-02-26 18:37

マリオのこと

夜、同居人が帰ってきて「イタリアから手紙が来てるよ」と言った。
私は夕食の支度をしていた。
「ローマのシモーナから」
「シモーナ?」
ふと考えて、「あ、マリオの娘だ」
えっ、娘から手紙が来るってことはマリオに何かあったのかな?
気になって晩ごはんを食べる前に手紙の封を開けた。
悪い予感は当たっていた。
「あなたに悪い知らせです。パパは1年前に亡くなりました。」
肺に腫瘍があったらしい。
マリオと最後に会ったのは、2001年の6月。
もう一回会いたかったよ。

マリオはローマに住むカメリエーレ(レストランのウエイター)だったおじさん。
私が初めてローマに行った1991年の11月に知り合った。
テルミニ駅近くのホテルに1か月ほど長居していた時、毎晩のように食べに行っていたレストランにいた。
初めは普通の観光客を装っていたのだが、ホテルの主人が何かの用でレストランに来た時、私がサッカーを見にローマに来ていることがばれてしまった。
マリオは生粋のラツィオ・ファンだった。
私はローマのファン。
その日から、毎晩ローマニスタ(ローマのファン)とラツィアーレ(ラツィオのファン)の言い合いが始まった。
この時の私はほとんどイタリア語ができなくて、マリオが何を言っているのか理解できなかったのだが、毎年行くようになって悪口の応酬もできるようになった。
そう、マリオはイタリアで初めてできた友人だった。

一人でイタリアに行くようになった時も、マリオのところに行けば淋しくなかった。
偏食な私がメニューにない物を頼んでも作ってくれたし、それまで食べられなかったフライドポテトが食べられるようになったのもマリオのおかげ。
他のお客さんに「この子は日本からサッカー見に来てるんだよ。娘みたいなもんなんだ。でも、ローマファンだけど」とうれしそうに紹介してくれたっけ。
「娘」と呼ばれるには、マリオが気の毒だけど。
当時、マリオは50代だったはず。
その後、定年でカメリエーレを辞めて、今度はバール(喫茶店)のウェイターになった。
そこで娘のシモーナさんと一緒に働いていた。
私はいつもコーヒーをおごってもらっていた。(悪い客でごめん)
イタリア人って怠け者だと思ってる人が多いけど、お店の人たちは本当によく働く。
特にバールの人は朝から晩まで働いてる。

私は毎年、イタリアの友人たちにクリスマスカードを出してる。
残念ながらこういう点イタリア人はマメじゃないので、ほとんど返事は来ない。
でも、次に行った時に私のこと覚えてくれていたら、それでいいから。
それが今年は娘さんから返事が来るなんて。
去年のクリスマス・カードには「今季はローマの調子が悪いけど、今度のデルビー(ローマ対ラツィオの直接対決)はローマが勝つよ」と書いた。
結果はラツィオが3-0で勝った。
でも、今季のラツィオは資金がなくて、よい選手をほとんど放出して、成績もローマより悪い。
セリエB(2部)落ちもありえるかもしれない状態。
そんなことになったらデルビーも見れなくなる。
ここはマリオのことも思って、ほんの少しラツィオの応援もしてやるか。

マリオ、もう一度会いたかったよ。
もう一回ローマの悪口言ってよ。
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by ilprincipe | 2005-02-24 22:46 | イタリア

世界地図

新聞やテレビで、イラクや北朝鮮の位置がわからない高校・大学生が多いというのをやっていた。
アメリカがどこかもわからない子がいたのには驚いた。
よく聞くと、今は高校で地理は選択科目なんだそうだ。
でも、それだからといって知らないでいいわけないと思う。
私は地理が大好きだったから、新聞に載っていたギリシャ・ウクライナ・ケニアまで全部わかったけど。
小学校では日本の都道府県の位置も教えなくていいそうだ。
昔は白地図にどこが何県か書きこむテストもあったのに。
これって、今はやりの「ゆとり教育の弊害」ってやつ?
日本人がどんどんバカになっていく。
やはりここはテレビで『世界一周すごろくクイズ』を復活させた方がいいのでは?
あのクイズでかなり世界の都市名覚えたもん。
がっくり都市のカラカスなんて、今だに印象に残ってる。
今の若い子って、自分の興味あることしか知らないんだろうな。
早いうちになんとかした方がいいと思うよ、文部科学省さん。
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by ilprincipe | 2005-02-23 22:44

プラ・ノイローゼ

私の住む地域では4月からゴミの分別品目が増える。
今までなら、燃えるゴミと燃えないゴミだけだったのだが、それに加えてプラスチックまで分けなきゃいけない。
プラスチック製の物だけ分ければいいのかと思っていたら、プラスチックでできている物すべてだった。
商品の包装に「プラ」と書かれているものがそう。
カップヌードルの外の包装ラップとか、煮物に使ったさつまあげの袋にまで「プラ」とあった。
さつまあげの袋は油がついてるんだけど、そのまま捨てていいのだろうか?
スーパーで買う肉のパックのラップはシールがついてるし。
考えだすとキリがない。
なんか「プラ」ノイローゼになりそう。
フライドチキンを食べたあと、骨をビニール袋に入れて捨てるのだが、それも分けなきゃいけないのか?
うちは一応、分別できるものはなるべくするようにしている。
ビン・缶はちゃんと燃えないゴミの日に出してるし、牛乳パックと食品トレーはスーパーに持って行く。
でも、このプラスチック分けは面倒。
いつも使うゴミ袋の横にプラスチック用のを置いとかなきゃならない。
一番いいのは、コンポストを買って生ゴミは堆肥にすることかな。
けど、賃貸住宅ではそれもままならないし。
できるだけゴミの出ない生活をするしかないけど、都会に住んでるとそれも無理。
ほとんどの物がラップなどで包装されている。
どうすりゃいいんだ?
と、いいつつスーパーで水もの用のビニール袋を多めに持ちかえる私だった。
中身は「大阪のおばちゃん」だもんで。
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by ilprincipe | 2005-02-21 19:13

手抜きピザ

久しぶりにピザを焼いた。
といっても、ピザ・ミックスを使った手抜きだけど。
『青の洞窟』シリーズのナポリ・ピザの素を使った。
これがなかなかおいしい。
ドライイーストと粉を混ぜるんだけど、これも機械を使った。
うちのオーブンレンジは自動ベーカリー機能がついていて、粉ねりもできる。
手を汚さなくて済むし、そのまま発酵もできるすぐれ物。

カルフールで半額処分だったモッツァレラ・チーズを乗せて、上にパルメジャーノを削ってかけた。
250℃のオーブンで10分焼いてできあがり。
ちょうど相方が同僚のイタリア出張のお土産でもらってきた生ハムもあったので、焼きあがった上に乗せた。
おお、ビューティフル!
形が円形というより四角いのがご愛嬌。
私はピッツァイオーラ(ピザ職人)じゃないんだから。
でも、味はなかなかおいしい。
宅配ピザよりいけると思う。
材料費も安いしね。
『青の洞窟』シリーズのラザニアもおいしいよ。
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by ilprincipe | 2005-02-20 22:06 | 食べ物

チョコパイ

近所のスーパーで、ロッテの『チョコパイ』のアプリコットというのが出ていた。
期間限定販売。
ちょっと気になるし、安売りだったので買ってみた。
チョコパイは昔わりと食べたけど、ここ数年は買ってなかった。
それがクリームの中にあんずジャムが入ってるというので、つい手が伸びた。
私はあんずジャム大好き。

家に帰って、おやつに食べてみた。
袋を開けると、独特な洋酒の匂い。
懐かしいチョコパイの匂いだ。
がぶっとかじるとクリームの間からあんずジャムが出てきた。
甘酸っぱいジャムとチョコレートがなかなか合ってる。
これはいけるわ。
だからといって、一気に食べるとよくないので、1日1個にしておこう。
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by ilprincipe | 2005-02-19 20:37 | 食べ物

鼻炎と花粉症

今年は花粉の量が去年の30倍だという。
私は花粉症ではないのだが、アレルギー性鼻炎持ちだ。
それと花粉症が関係あるのかどうかはわからないけど、花粉症はある日突然発症するらしい。
グラスにたまった量が満杯になると発症するといわれている。
なんか、今年あたり非常に危ない気がしてならない。
私が住んでいるところは、わりと近くに山があるし、山を切り開いて造ったような土地みたいだから。
3年前、初めてここに来てマスクをして歩いている人が多いので驚いた。
みんな風邪をひいているのかなと思ったら、花粉症の人たちだった。
「うわーっ、都会ってすごい」って思ったもんだ。
でも、私も目がかゆくならないだけで、くしゃみはよくしている。
アレルギー性鼻炎も突然発症した。
もともとアレルギー体質だし。
そのくせ猫は飼ってるし、家の中の掃除もまめにしていない。
ティッシュの消費量はすごいけど、そこまで困ってないんだな。
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by ilprincipe | 2005-02-18 22:37

レモンケーキ

先日、バナナ入りパウンドケーキを大失敗したが、何がいけなかったのかとネットで検索しようと「パウンドケーキ 失敗」と入れてみたら、うちのブログが出てきた。
おそるべしヤフー検索。
最近、このブログを読んでくれてる人が急に増えたのもそれと関係あるのかな?

というわけで、パウンドケーキに再挑戦した。
フランス語で「ケーク・オゥ・シトロン」ってやつ。
単にパウンドケーキにレモン果汁を入れただけなんだが。
今回は、卵を白身と黄身に分けて、白身を泡立ててから混ぜた。
こっちの方がふんわりできるし、分離の失敗が少ない。
レモンはちゃんと国産の無農薬のを買った。
一つ140円もしたけど。
皮も使うので外国産のはちょっと心配だから。
皮膚が敏感な人は柑橘類の皮を触っただけでアレルギーが出るらしい。

できばえはまあまあ。
ちゃんと焼けてた。
味はなんか懐かしい味だなと思ったら、昔好きだったレモンケーキの味だった。
レモン型で上にレモン味のチョコか砂糖のフォンダンがコーティングされてるやつ。
これ、レモン型に焼いてコーティングしたらレモンケーキになる!
と、一人悦に入ったのであった。
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by ilprincipe | 2005-02-16 23:30 | 食べ物

98年のバレンタイン・デーはイタリアで迎えた。
毎年1か月ほど好きなサッカー選手を追っかけてイタリアに行っていた。
いつもは4月か5月に行くのだが、この年は見たい試合が2月にあったので、珍しく2月に行った。
バレンタインもあるから、直接チョコレートを渡そうと日本からチョコを持参した。
私が好きな選手には娘が二人いたので、子どもが食べてもいいやとかわいいクマさんの形のにした。
2月14日は平日で、私は練習場にいた。
イタリア半島のかかとのところにあるチームの練習場。
日本人なんか滅多に訪れないところなので、私は特別扱いで練習場の中まで入れてくれた。
練習が終わったあと、好きな選手に「日本ではバレンタインは女性が好きな男性にチョコレートをあげる日なの」と説明してチョコを渡した。
イタリアでは、普通に恋人同士がプレゼントを交換する日なので。
彼は「グラッツェ」と言って、ロッカールームに引き上げた。
それからしばらくして、口をもごもごさせながら出てきた。
私の頬を指でつまんで「このチョコ、おいしいねー」だって。
おまえ、食ったんかい。
まさか本人がその場で食べるとは思わなかったので驚いた。
都落ちしたとはいえ、数年前まではイタリア代表で「王子様」と呼ばれ、ちやほやされていた人が一介のファンの渡したチョコを食べるとは。
まあ、私も彼と顔見知りになるまで、かなりの時間とお金をかけたわけだけど。
友人たちにはこれを「餌付け」といわれました。
そして、彼もまた「まっすぐ立てない人」でした。
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by ilprincipe | 2005-02-15 23:32

バレンタインの思い出

あれは私が高校3年生の時でした。
ものすごい片思いの人にチョコレートを渡そうと朝からそわそわ。
その彼は同じ学年で違うクラスだった。
2年の時に同じクラスになって、初めて見た瞬間に一目惚れ。
身長178センチ、体重63キロ。
髪は天然の茶髪で、顔は今でいえばB’Zの稲葉さんタイプ。
そして、まっすぐ立てない。(これがツボ)
私はまっすぐ立てないタイプに弱い。
彼は本当に校長先生に「まっすぐ立てないのか!」と怒られたこともある。
2年の時はちゃんとチョコレート渡せたんだけど、3年の時は違うクラスだったので、そのクラスにいる友人に「放課後待ってて」と伝言を頼んだ。
それが、なんと昼休みにさっさと帰りやがったんである。
あーあ、そこまで避けられてちゃ仕方ないや。
べつに私は付き合いたいとか全然思ってなかったんだけどね。
今でも、この時期になると思い出して、胸がきゅんとなるのだった。
もうあれからン十年たつのに。
彼も今じゃ立派なおじさんなんだろうな。
卒業式の日から一度も会ってないけど。
あの時用意したチョコは自分で食べたのか、友人と食べたのか覚えてない。
前の年にあげたのはハーシーのキスチョコだったけど、どんなチョコだったのかも思い出せないや。
よっぽどショックだったんだろうな。
彼が帰るの校舎の2階から見ちゃったんだ。
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by ilprincipe | 2005-02-14 18:35 | 食べ物