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納骨

納骨の前日になって、何を持って行けばいいかわからず困る。
四十九日の時も困ったというのに。
うちの父なんて、自分で墓石動かして、骨を入れると言ってたほど。
普通はセメントかなんかで固定されてるらしいのに。
墓標に名前彫ることもすっかり忘れていた。
ネットで調べて、だいたいのことはわかったんだけど、わからなかったのは骨を入れる白い布袋のこと。
祖母の時は、石材店の人が「これを使ってください」とくれた。
今度はどうすればいいのかと、前日の夜になって、石材店の営業の人に電話したら、「そちらで用意してください」だって。
困った、もう店開いてないよ。
お供え物のことも聞いたら、乾物、果物、野菜が必要だって。
乾物や野菜を供えるって聞いたことないけど…。
仕方なく、朝一番に買いに行く。
木綿の布とお供えの果物と母の好きだったカステラを買った。
乾物は残っても仕方ないので買わなかった。
袋を作ろうと思ったのだが、電車に乗る時間が!
霊園までは、電車とバスを乗り継がなきゃならない。
バスは1時間に1本だから、遅れることはできない。
お墓の前で縫うことにする。
お墓に着くと、すでに石材屋の営業の若い兄ちゃんが来ていた。
若手漫才師の誰かに似てたんだけど、思いだせない。
「昨日言った物、すべて用意できました?」と聞かれ、「今から袋縫います」と答えたら、「へ?」という顔をしていた。
お坊さんが来るまでに、やらなきゃいけないので、ちょっとあせる。
少々縫い目が粗くても、誰に見せるわけじゃないからいいか。
10分ちょいで完成。
幸い、お坊さんの到着も遅れてて、助かった。

営業の兄ちゃんが、墓を開けた。
一人で難なく開けた。コツがあるみたい。
12年前に入れた祖母の骨があった。
布は、3年ほどでなくなるそうだ。
化繊は残るので、木綿か絹でないとダメなんだって。
骨は、50年ぐらいで土に帰ると、説明された。
お墓って、結局骨の置場なんだよな。
私は、お墓参りってあんまり意味がないと思ってる。
お坊さんも、「墓参りは1年で1回でいいから、その分仏壇を拝みなさい」と言ってた。
うーん、仏壇を拝むのもなぁ…。
死んだら、それで終わりだと思うんだけどな。

まあ、なんとか納骨も終わった。
まだ一番大事な喉仏の骨が残ってるんだけど、これは暖かくなってから、本尊に持って行くそうだ。
年内の行事は、これで終わり。
というわけで、喪中なので、年賀状は出せません。
ここを読んでる知人も少ないと思うけど、寒中見舞いで返しますのであしからず。
by ilprincipe | 2007-12-12 18:52